前立腺がん

前立腺がんとは

前立腺がんは、日本人男性で最も多いがんで、特に高齢の方に多くみられます。
進行がゆるやかなことが多く、早期に見つけて治療すれば命に関わらないことも少なくありません。
早期発見には、血液検査でPSA(前立腺特異抗原)を測るだけで可能です。
シンプルで負担の少ない検査で早期発見できるため、中高年の男性には、健診や人間ドックでのPSA検査をおすすめします。

PSAとは

PSAは前立腺から分泌されるたんぱく質で、血液検査で簡単に測定できます。 数値が高いと前立腺がんの可能性があり、精密検査が必要になることがあります。 ただし、前立腺肥大症や炎症でも上昇することがあるため、必ずしもがんとは限りません。

こんなときはご相談ください

  • 健診でPSAが高いと言われた。
  • 尿の出が悪い、トイレが近いなどの症状がある。
  • 家族に前立腺がんの方がいる。

前立腺がんの検査

  • PSA検査の結果や症状に応じて、以下の検査を行うことがあります。
  • MRI検査:連携施設で、外来通院で受けられます。
  • 前立腺生検:入院が必要な検査で、基幹病院をご紹介します。

当院では、検査の必要性やタイミングについて丁寧にご説明し、患者さんに合った検査や治療へとつなげていきます。

前立腺がんの治療

治療は、がんの進行度や患者さんの年齢、体調などをふまえて決定します。 主な治療法には以下があります。

  • 手術(前立腺全摘除術)
  • 放射線治療
  • ホルモン療法
    (男性ホルモンを抑えてがんの進行を防ぐ治療)

手術や放射線治療後の経過観察、ホルモン療法の継続管理も当院で対応しています。
精密検査で前立腺がんが否定された場合でも、PSAの数値は定期的に経過をみることが大切です。
精密検査後の経過観察も当院でしっかり対応できます。
ご不安のある方は、お気軽にご相談ください。